感想
こんにちは。 月子です。
今回ご紹介させて頂く本は
内館牧子さんの著作
『すぐ死ぬんだから』です。
初めは毒舌の主人公についてゆけず、
その傲慢さに辟易し
これはもしかして
主人公が好きになれず
最後まで読めないパターンかしらん?と
心配までしたけれど…。
そんな心配は全くの無用でした!
読ませる読ませる、さすがです。
意外な展開に
胸がザワザワとする謎と衝撃!
もう先が気にならずにはいられません。
一気読みでした。
苦手だったはずの主人公も
彼女の人を許せる懐の深さに
やがては、凄い人だと思いました。
許すという尊くも難しいこと・・・
それは自分のためでもあるのだと
改めて思い出しました。
いろんなことが許せるようになると
許した数だけ自分の身から
怒りや恨みやストレスや
いろんなこだわりが剥がれ落ち
解放されてゆく_。
許すことにより再生してゆく78歳の主人公_。
〃弱い者ほど相手を許すことができない、
許すということは強さの証だ。〃
ガンジーの言葉が耳元から
聞こえてきそうです。
自分のためにも、人のためにも
心の広い人になれたらいいなぁ。
憧れてしまいます。
許すことの偉大さが心に刻まれる
素敵な一冊でした。
よろしければあなたも是非
手に取ってみてくださいね。
ご一緒に読書という至福の世界へ
旅しましょう。
おしまい。
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作品紹介
人生100年時代の大ベストセラー
痛快「終活」小説。
『小説現代』2017年12月号から
2018年3月号に連載。
講談社より2018年8月23日に刊行された。
くさか里樹の作画により漫画化され、
WEBコミックトムにて
2018年9月から2020年4月に配信。
また、NHK BSプレミアムおよびNHK BS4K「プレミアムドラマ」にて
三田佳子主演でテレビドラマ化され、
2020年8月23日から9月20日まで放送された。
(ソース:ウィキペディア)
あらすじ
78歳の忍(おし)ハナは
夫と東京の麻布で営んでいた酒店を
息子夫婦に譲り
近所で隠居生活をしている。
60代までは身の回りをかまわなかった。
だがある日、実年齢より上に見られて
目が覚める。
人間60代以上になったら
実年齢に見られない努力をするべきだ、
という信条を持つようになる。
「人は中身より外見を磨かねば」と。
息子の嫁には不満があるものの…
仲の良い夫、子供、孫に囲まれ
美しさと若さを保ち
幸せな余生を過ごしていたハナだったが
ある日、夫が倒れたことから
思いがけない裏を知ることになる_。
人は加齢にどこまで抗えるのか、
どうすれば品格のある老後を
迎えられるのか。
『終わった人』で
サラリーマンの定年後の人生に
光を当てた著者が放つ
大ベストセラー終活小説
(ソース:KODANSHA)
(ソース:「BOOK」データベース)
著者紹介
内館牧子(うちだて まきこ)
1948年9月10日 秋田県秋田市生まれ
脚本家、作家、作詞家
・大学院での大相撲研究
・女性初の横綱審議委員会委員(2000年〜2010年)
・東日本大震災復興構想会議委員
・東京都教育委員会委員、ノースアジア大学客員教授
・学位は造形学士(武蔵野美術大学)
修士 (文学)(東北大学)。
(ソース:ウィキペディア)
受賞歴
1990年:日本女性放送者懇談会賞
1993年:第1回橋田賞
1995年:第10回文化庁芸術作品賞
『てやんでえッ!!』
2019年(令和元年)秋の叙勲で旭日双光章を受章。
(ソース:ウィキペディア)