『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン/おすすめ本!感想あらすじ

アメリカで2008年に映画化
日本公開2011年2月
『レイチェル・カーソンの感性の森』

目次

感想

こんにちは。月子です。
今回ご紹介させて頂く本は
レイチェル・カーソン著作の
『センス・オブ・ワンダー』です。

帯に「子どもたちへの一番大切な
贈り物」と書いてあり
小さなお子様を育てている方には
特におすすめの本であることが
分かります。

そうではないわたしは
読むのを一瞬
躊躇しましたが
自然との繋がりについて
書いてあると知っていたので
読んでみました。

この本は、著者レイチェルと
その姪の息子ロジャーが
一緒に海辺や森の中を探検し
星空や夜の海を眺めた経験を
もとにして
書かれています。

自然への深い
畏敬の念が溢れる作品です。

わたしは、レイチェルの
「知ることは感じることの
半分も重要ではない」という言葉に
ハッとさせられました。

忙しい日々の中、スマホ検索ばかりして
何か大事なことを
忘れているような気がしたからです。

もし自然が少ない場所で
暮らしているとしても
空を見上げるだけで
そこには夜明けや黄昏、
流れる雲、
夜空に浮かぶ月や星の
美しさがあります。

渡り鳥を見て
季節の移ろいを
感じることもできます。

街を歩いている時の
木漏れ日や

優しい雨の日の
葉が濡れる様、

部屋から聞こえる風の音、

リビングの植木鉢に咲く
美しい花……

たとえ5分や10分、
自然に触れるだけでも
心が不思議に
解き放たれていくのを感じます。

何気ないことでも
自分が意識して目を向ければ
自然と繋がることはできるのに
忘れかけていました。

これからはスマホを少しお休みして
世界の美しさを感じたいです。

そして自然には、
自分で自分を癒してゆく
そんな感覚の回路をひらく
尊いスイッチが
あるような気がしてなりません。

自然に触れている時
わたしは自分自身にも
深く触れているのだと思います。

近頃……散歩をしていると
ふと亡き父のことを思い出します。

父を思い出す時
いつもわたしの側には
自然があります。

わたしの都合の良い性分の
せいでしょうか?
介護中の大変だった事は
忘れてしまい
想い出の中の父は
笑顔で冗談を言う面白い父。
母と三人でよく笑った
楽しかった思い出ばかりです。

思い返すと
ああ、愛されていたのだと
感謝で胸がいっぱいになります。

父は今もなお
わたしを支えてくれています。
そしてわたしの中の父は
年々輝きを増しています__。

この作品は
自然との繋がりを
再発見できる素晴らしい一冊でした。

わたしはこれから
自らのセンスオブワンダー
(自然に触れて深く感動する力)を
大切にして生きたいです。

よろしければ
あなたも是非
この本を
手に取ってみてくださいね。

素敵な
読書の時間を
お過ごしください。

おしまい。

内容

化学薬品による環境汚染に
いち早く警鐘を鳴らした書として、
いまも多くの人々に
読み継がれている名著がある。
『沈黙の春』だ。
その著者レイチェル・カーソンの
遺作として、彼女の友人たちによって
出版されたのが本書である。
本書で描かれているのは、
レイチェルが毎年、
夏の数か月を過ごした
メーン州の海岸と森である。
その美しい海岸と森を、
彼女は彼女の姪の息子である
幼いロジャーと探索し、
雨を吸い込んだ地衣類の
感触を楽しみ、星空を眺め、
鳥の声や風の音に耳をすませた。
その情景とそれら自然にふれた
ロジャーの反応を、詩情豊かな筆致で
つづっている。
鳥の渡りや潮の満ち干、
春を待つ固いつぼみが持つ美と神秘、
そして、自然が繰り返すリフレインが、
いかに私たちを癒してくれるのかを、
レイチェルは静かにやさしく
語りかけている。

そして、レイチェルが
最も伝えたかったのは、
すべての子どもが
生まれながらに持っている
「センス・オブ・ワンダー」、
つまり「神秘さや不思議さに
目を見はる感性」を、
いつまでも失わないでほしいという
願いだった。そのために必要なことは、
「わたしたちが住んでいる世界のよろこび、
感激、神秘などを
子どもといっしょに再発見し、
感動を分かち合ってくれる大人が、
すくなくともひとり、そばにいる」
ことだという。本文中に挿入されている
メーン州の海辺、森、植物などを
とらえた写真も美しい。
『沈黙の春』と同様、
読者の魂を揺さぶらずには
おかない1冊である。(清水英孝)

(ソース:Amazon)

著者紹介

レイチェル・ルイーズ・カーソン
(Rachel Louise Carson)
1907年5月27日
アメリカ合衆国 ペンシルベニア州
スプリングデール生まれ
死没
1964年4月14日(56歳没)
アメリカ合衆国 メリーランド州
シルバースプリング

職業
生物学者、作家
国籍
アメリカ合衆国
最終学歴
チャタム大学(英語版)
ジョンズ・ホプキンス大学
活動期間
1937年 – 1964年
ジャンル
ネイチャーライティング
主題
生物海洋学、生態学、農薬
代表作
『沈黙の春』

農薬として使う化学物質の
危険性を取り上げた著書
『沈黙の春』(Silent Spring)は、
アメリカにおいて半年間で
50万部も売り上げ、
後のアースディや1972年の
国連人間環境会議のきっかけとなり
人類史上において、
環境問題そのものに
人々の目を向けさせ、
環境保護運動の始まりとなった。
没後1980年に、
当時のアメリカ合衆国大統領であった
ジミー・カーターから
大統領自由勲章の授与を受けた。

生涯独身だったが、
1957年に肺炎で亡くなった
姪マージョリーの息子ロジャーを
養子にしている。

遺作『センス・オブ・ワンダー』は
アメリカで2008年に映画化され、
日本公開は2011年2月であった
(『レイチェル・カーソンの感性の森』)

(ソース:ウィキペディア)

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